ファクタリング手数料は高額なのでしょうか?
この問いに対する回答については、ファクタリング初心者の方には当然分からないと思います。
そこで、この記事ではファクタリングの手数料は高額なのかを明らかにするために、ファクタリングの手数料の相場を解説するとともに、ファクタリング会社の選び方について解説します。
ファクタリング手数料の相場
ファクタリング手数料は、銀行などの金融機関からの融資と比べると高額です。
一般的な銀行融資が100万円の場合の金利が10%程度であるのに対し、ファクタリング手数料の相場は1~30%程度です。
しかも、銀行融資の金利は年率であるため、1年間で 10%であるのに対して、ファクタリング手数料は1回分の手数料になります。
そのため、ファクタリングを多用すると、年率換算ではもっと高くなることから、ファクタリング手数料は高額ということになります。
ファクタリングの手数料は、売掛金やファクタリング利用者の信用力、売掛金の金額などによって決まりますが、2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかによっても違ってきます。
そこで、2社間ファクタングと3社間ファクタリングの手数料相場について解説します。
1.2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料相場
ファクタリング手数料の相場は、2社間ファクリングと3社間ファクタリングで違っています。
通常、2社間ファクタリングの手数料は、3社間ファクタリングの手数料よりも高い傾向にあり、それぞれの手数料の相場は次のようになります。
・手数料の相場
2社間ファクタリング:10%~30%程度
3社間ファクタリング:1%~9%程度
では、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料には、なぜこのような違いが生じるのでしょうか。
(1)2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは、売掛金を所有するファクタリング利用者とファクタリング会社の間で結ばれる債権譲渡契約のことです。
2社間ファクタリングの手数料が高めになるのは、ファクタリング会社が売掛金をファクタリング利用者から回収することにリスクがあるからです。
そのリスクには、ファクタリング利用者の倒産や売掛金の二重譲渡のほか、売掛金が振り込まれない恐れやファクタリング利用者と売掛先会社が共謀した詐欺の恐れなどもあります。
そのため、2社間ファクタリングの手数料は高めに設定されています。
一方で、2社間ファクタリングには、売掛先会社に知られることなく、ファクタリングできるというメリットがあります。
2社間ファクタリングの手数料には、債権譲渡登記をする場合の司法書士への報酬(5~10万円程度)や登記手数料(7,500円)が含まれるため、さらに手数料が高くなることもあります。
(2)3社間ファクタリング
3社間ファクタリングとは、2社間ファクタリングの2社に売掛先会社を加えた3社間のファクタリング契約のことです。
3社間ファクタリングの場合、売掛先会社の同意を得るとともに、ファクタリング会社が直接、売掛先会社から売掛金を回収します。
そのため、2社間ファクタリングのようなリスクが小さくなることから、手数料は低めに設定されています。
一方で、ファクタリング利用者にとっては、売掛先会社にファクタリングすることが知られてしまうため、経営状態が悪化しているのではないかと疑われる恐れがあるというデメリットがあります。
ファクタリング会社の選び方
ファクタリング手数料の相場について解説してきましたが、ファクタリング会社を選ぶ際に最も重要なのがファクタリング手数料になります。
ファクタリングはまだ歴史が浅いことから、ファクタリング会社には優良な会社から悪徳業者まで、実に様々な会社が存在します。
そのため、ファクタリングを利用する際には、ファクタリング会社の選び方が大変重要になっていきます。
そこで、ファクタリング会社を選ぶ際のポイントについて解説します。
(1)ファクタリング会社を選ぶ際の基本的なポイント
ファクタリング会社を選ぶ際に、最も重要になるのはファクタリング手数料と解説しましたが、それは売掛金の買取額に直結しているからです。
また、即日に資金調達したいという会社は、即日に資金調達可能なファクタリング会社を選ぶ必要があります。
ファクタリング手数料や即日で資金調達可能かという点については、ファクタリング会社によって違っているため、よく調べる必要があります。
何社かのファクタリング会社を選んだら、それらの会社に連絡した上で見積りを取ります。
複数社の見積もりを比較すれば、どのファクタリング会社の条件が一番良いのかが分かるからです。
ここまでのファクタリング手数料、売掛金の買取額、即日で資金調達可能かという点については、ファクタリング会社を選ぶ上で最も基本的なポイントになります。
(2)ファクタリング会社として信用できるか?
ファクタリング会社には優良な会社がある一方、決して優良ではない会社もあります。
ファクタリング会社として、信用できる会社なのかを判断しなければなりません。
信用できるファクタリング会社かどうかの判断基準としては、次のようなポイントがあります。
・会社概要(設立年数)
・契約書の内容チェック
・担当者の対応
・分からない点や不明点を分かるまで質問する
これらのポイントをチェックしても、本当に優良ではない会社なのかどうかを判断することはなかなか難しいと思います。
しかし、最低限これらのポイントを参考にチェックしてもらえれば、判断材料にはなるのではないかと思います。
まとめ
この記事では、ファクタリングの手数料は高額なのかを明らかにするために、ファクタリングの相場を解説するとともに、ファクタリング会社の選び方について、解説してきました。
ファクタリング手数料は、銀行融資などと比べると高額になります。
そのため、ファクタリング会社を選ぶ際には、ファクタリング手数料が最も重要になります。
ファクタリング会社を選ぶ際には、手数料や売掛金の買取額、即日に資金調達可能かなどの点が重要になるほか、信用できるファクタリング会社かどうかを判断することも重要になります。
この記事がファクタリング会社を選ぶ際の参考になれば幸いです。
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