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ファクタリングは赤字決算でも利用できる?メリットや注意点をわかりやすく解説

赤字

「赤字決算でもファクタリングは利用できるのか?」
このような疑問を持っている中小企業の経営者や個人事業主の方は多いのではないでしょうか。
資金繰りが厳しい中で銀行融資が通らず、他の資金調達方法を探している中で「ファクタリング」という言葉に出会った方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、ファクタリングは赤字決算でも利用可能です。

この記事では、その理由やファクタリングの基本的な仕組みに加えて、赤字決算でファクタリングを利用する際のメリットや注意点について詳しく解説します。

この記事を読めば、赤字決算の企業がファクタリングを安全かつ有効に活用するために必要な知識が身につくはずです。

 

 

 

ファクタリングとは?赤字決算でも使える理由

領収書
ファクタリングとは、企業が保有する「売掛債権(未回収の請求書)」をファクタリング会社に売却し、期日前に資金化する仕組みです。
つまり、本来は1ヶ月後や2ヶ月後に入金されるはずの売上を、今すぐ現金化することができる資金調達方法です。

この仕組みの最大の特徴は、「審査対象が利用者ではなく、売掛先である」という点です。

 

▼審査対象は売掛先
銀行融資では、申込企業の経営状況や信用力が厳しく審査されます。
赤字決算の場合は、審査に通る可能性が低くなり、融資を受けることが難しくなります。

一方、ファクタリングの場合は、売掛先(請求先の企業)の信用力が審査対象となるため、利用者自身が赤字であっても大きな問題にはなりません。
売掛先が信頼できる企業で、支払い能力に問題がなければ、ファクタリング会社は安心して債権を買い取ることができます。

 

▼信用情報に影響しない
また、ファクタリングは借入ではなく「債権の売却」にあたるため、信用情報にも登録されません。
たとえ利用者に信用情報の傷があったとしても、それが審査に影響を与えることは基本的にありません。

このような理由から、赤字決算であってもファクタリングを利用することが可能なのです。

 

 

 

赤字決算でファクタリングを活用する6つのメリット

メリット
赤字決算の状態でファクタリングを利用することには、以下のような大きなメリットがあります。

 

1. 最短即日で資金調達が可能
銀行融資に比べて審査がスピーディーで、書類さえ整っていれば即日で入金されるケースもあります。急な支払いが発生した場合にも柔軟に対応できます。

 

2. 資金繰りの悪化に対応できる
売掛金の入金を待つ間に資金がショートしそうな場合でも、売掛債権を現金化することで事業を継続できます。

 

3. 売掛金の回収リスクを回避できる
償還請求権のない契約(ノンリコース)でファクタリングを行えば、万が一売掛先が倒産しても、売掛金を返済する義務は発生しません。

 

4. 信用情報に傷があっても利用可能
前述の通り、ファクタリングは利用者の信用情報を確認しないため、過去に金融事故があった場合でも問題なく利用できる可能性があります。

 

5. 融資ではないため負債に計上されない
ファクタリングは債権の売却であり、借入とは異なります。貸借対照表上、負債を増やすことなく資金調達が可能です。

 

6. 貸借対照表のスリム化
売掛債権が現金に変わるため、資産構成がシンプルになり、会計上の見栄えも改善されます。

 

 

 

デメリットや注意点も理解しておこう

デメリット
一方で、ファクタリングには注意すべきデメリットやリスクも存在します。

 

●高い手数料
ファクタリングの手数料は、売掛金の1?30%と非常に幅があります。
特に「2者間ファクタリング」はリスクが高いため、手数料も10%を超えることが珍しくありません。
銀行の金利と比べると明らかに高いため、常用はおすすめできません。

 

●売掛先にバレる可能性
2者間ファクタリングは売掛先に通知せずに行えますが、万が一発覚した場合、「資金繰りが悪化しているのでは?」と疑われ、取引に影響が出る可能性もあります。
3者間ファクタリングの場合は、そもそも売掛先の承諾が必要となるため、契約時点で知られることになります。

 

●債権譲渡登記の影響
契約によっては債権譲渡登記が必要になります。
これは公的に記録されるため、売掛先や取引先に知られるリスクがあるほか、将来的に銀行から融資を受ける際に「資金繰りに困っている」と判断される可能性があります。

 

 

 

赤字決算でファクタリングを使う際の2つの注意点

注意点
ファクタリングを安全に利用するには、次の2つの点に特に注意する必要があります。

1. 償還請求権なしの契約を選ぶ
償還請求権ありの契約では、万が一売掛先が支払えなくなった場合、利用者自身が責任を負って返済することになります。
これでは意味がないため、「ノンリコース(償還請求権なし)」の契約を選びましょう。

2. 悪徳業者に注意する
近年、ヤミ金融がファクタリング業者を装って営業する事例が報告されています。
異常に高い手数料や、金銭消費貸借契約を強要する業者には注意が必要です。
契約前には、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」などを使い、正規の業者かどうかを必ず確認しましょう。

 

 

 

まとめ

まとめ
ファクタリングは、赤字決算の企業にとっても有効な資金調達手段です。

その理由は、審査の対象が売掛先であり、利用者の信用状況や決算内容は重視されないからです。また、借入ではないため、信用情報にも影響を与えず、貸借対照表の負債も増やしません。

ただし、手数料の高さや情報漏洩のリスク、悪徳業者の存在といった注意点もあります。これらを踏まえた上で、信頼できる業者を選び、慎重に活用することが重要です。

「銀行融資が受けられず困っている」「信用情報に不安がある」「今すぐ資金が必要」
このようなお悩みを抱えている方は、ファクタリングの活用を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

なお、即日資金調達をご希望の方は、実績と信頼のある株式会社ZIST(ジスト)までお気軽にご相談ください。

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